SecureDocバージョン8.2から、クライアントデバイスのインストールパッケージに「KnownConfigs.XML」ファイルを導入しました。このファイルは、クライアントデバイスのさまざまなメーカーやモデルに特有のインストールパラメータ(BIOS、UEFIなど)が事前に設定されており、ハードウェアの互換性を提供します。
インストールデバイスに適応したXMLファイルをインストールパッケージに含めることにより、従来、デバイスプロファイルに設定していた、デバイス/モデル特有の個々のパラメータを調整する必要がなく、インストールの手順が大幅に軽減されます。
このXMLファイルは、WinMagicによって継続的に更新されます。また、バージョン間の互換性はなく、必ず使用するSecureDocバージョンに対応したファイルをダウンロードしてください。
XMLファイルには、互換性が確認されたデバイス情報が含まれています。インストールを行うデバイスの情報がリストされているか、必ずファイルの内容を確認してください。
- KnownConfigs.XMLファイルの適用方法
KnownConfigs.XMLファイルは、SecureDocの各バージョンに対応したファイルをカスタマポータルサイトの「ナレッジベース」からダウンロードすることができます。バージョン間の互換性はありません。必ずご使用されているSecureDocバージョンのファイルをダウンロードしてください。
例)バージョン8.2のファイルは、ナレッジベース1745を検索してください。
今後、KnownConfigs.XMLファイルは、SecureDocのバージョン、および、サービスリリース(SR)の更新に含まれるだけでなく、WinMagicによって互換性が確認されたハードウェアが追加されるなどで、バージョンの更新以外のタイミングでも定期的に更新される場合があります。定期的にナレッジベースを確認して、SecureDocバージョン、および、ハードウェアに適用したKnownConfigs.XMLファイルをご入手いただくことを推奨します。
1) ダウンロードしたKnownConfigs.XMLファイルにインストールを行うクライアントデバイスの情報が含まれていることを確認します。ファイルの以下のタグを検索してください。
system name=”ハードウェア名“
2) KnownConfigs.XMLファイルをSESのインストールバイナリファイルのフォルダへコピーします。これがKnownConfigs.XMLのマスターになります。デフォルトでは以下のフォルダです。
\Program Files(x86)\WinMagic\SDDB-NT\Binary Installation Files\WindowsPC
3) SESコンソールを使用して、通常の手順でインストール・パッケージを作成してください。すでにパッケージが作成済みの場合、既存のインストール・パッケージを右クリックし、[Create package files]を選択して、パッケージ・ファイルを更新してください。ダウンロードされたKnownConfigs.XMLファイルのコピーがパッケージに含まれます。
※KnownConfigs.XMLファイルを手動でインストールパッケージに追加しても結構です。
4) クライアントデバイスで作成したインストール・パッケージを実行して、SecureDocをインストールしてください。ハードウェアに最適化されたインストールオプションが自動的に適用されます。
KB 000001747