SecureDoc Enterprise 8.6HF1より、WEBによる管理コンソール(SESWeb)の機能を強化しました。

クラウドのインストールパッケージだけでなく、macOSやLinuxのプロファイルやインストールパッケージを作成できるようになりました。
今までのSESコンソール(アプリケーション)環境では、専用のキーボード・ビデオ・マウスやリモートデスクトップ環境が必要になり、管理者がリモートで操作を行うのに適さないケースがありました。
WEBコンソールを利用することで、管理者はリモートで簡単に管理画面を操作することができるようになります。
SESWebのユーザーは必要に応じた権限のユーザーを作成できるので、パスワードリカバリーのみ行うユーザーアカウントなど役割に応じたアカウントを設定できます。

リモートでの操作の他にも、WEB画面でプロファイルやインストールパッケージの設定を行う際、より動的に設定画面を表示できるようになり、設定フローに従ってプロファイルの設定とインストールパッケージの作成を行うことができます。
作成したインストールパッケージは管理者のローカルにダウンロードできるので、インストールパッケージの取り扱いが容易になります。

またSESコンソール(アプリケーション)では英語表記のみだったのに対し、WEBコンソールを利用ことで、ローカライズされた画面(一部)で表示できます。
SESWebには、レポート機能(暗号化されているデバイスや適用プロファイルなどの情報)や、SDConnexのステータスも表示できる特長があります。

今後は、さらなるローカライズ表示と、Windowsクライアントのプロファイル・インストールパッケージが作成可能になり、Webコンソールのみで暗号デバイスの管理・インストールパッケージの作成ができるようになる予定です。

※すでに運用されているSESをバージョン8.6, 8.6HF1にアップグレードして本機能を使用する場合は、IISのSESWebの証明書を更新する必要があります。